血圧が高い場合には、二次性であることも考えられる

血圧が高い状態が続く高血圧は、実は原因によって一次性と二次性に分類することができます。一次性は本態性とも呼ばれるもので、特に明らかな異常がないのに血圧が高い状態が続く場合です。要因としては、食生活における塩分の過剰摂取、運動不足や肥満、加齢による血管の老化、また遺伝などが挙げられます。これに対して二次性は、明らかな原因があって血圧が高い状態が続く場合のことを意味します。そしてこの明らかな原因とは、疾患を指しています。こうした疾患の一例としては、たとえば脳幹部血管の圧迫や内分泌疾患などを挙げることができます。特に腎実質、腎臓の働きを直接行っている実質の組織の異常によって起きる腎実質性高血圧は、二次性の中でもっとも占める割合が多いものです。これらの疾患によって引き起こされる二次性かどうかを判断するのは、様々な確認事項に照らし合わせることで、ある程度は明らかにできます。たとえば年齢で、二次性は20歳以下の人、または50歳以上の人に多く発症するとされています。特に若い人の高血圧は、この二次性であることが非常に多いと言われています。また初診時の計測値が、上が180mmHg以上、あるいは下が110mmHg以上ある場合もこれであることが疑われます。他にも、急な発症や短期間での血圧の上昇、その値とは不釣り合いな臓器障害、そして普段であれば有効な治療に対して抵抗性が見られた場合には、二次性であることが疑われます。一次性の場合は、血圧を下げることそのものが治療において重視されることになります。しかし二次性の場合は、原因となっている疾患を治療することが先になります。ただしその原因疾患が、すぐに完治するようなものでない場合は、降圧剤などを使用しながらの治療となります。