血圧が高い場合の自覚症状

血圧が高い場合、その状態がある程度、長く続いていると、体の機能に様々な影響が及んでくるため、わかりやすい症状が出てくることも多くなります。たとえば動脈硬化や腎機能障害などが、その一例として挙げられます。
しかし初期の段階では、なかなか明確な自覚症状が出てこないのが、高血圧の特徴です。
しかし初期の段階で発見すれば、適切な対策をとることができます。そのことによって、重篤な合併症が引き起こされる可能性も大幅に低下させることができます。ですから、血圧が高い場合の、特に初期段階における自覚症状を頭に入れておき、ひとつでもそれに該当するような症状を自覚した場合は、早い段階で医師にかかることが重要です。
高血圧とは全身の血管に高い圧力がかかっている状態です。塩分の過剰摂取によって、血液量が増加することによって引き起こされることが多いのですが、この場合、体内の塩分と水分のバランスが崩れてしまっているため、むくみや多尿と言った症状が出てくることが多くあります。異常な喉の渇きや下半身のむくみ、睡眠中の多尿があらわれてきた場合は注意が必要です。
また心臓や脳血管に圧力がかかっている状態なので、少し体を動かしただけでも、息切れや動機、心臓の強い圧迫感を覚えるのも症状のひとつです。
脳の血管から来る自覚症状としては、常に頭に血がのぼったような感じがある、こめかみのあたりに痛みを感じる、耳鳴りやめまいを感じると言ったことを挙げることができます。
目の血管に対しても圧力がかかるため、目がやたらと霞む、目が酷く充血していると言う場合も注意が必要です。しかし、これらはやはりいずれも、比較的、生活の中で感じやすい症状です。そのため、こうした自覚症状から血圧の状態を判断するよりも、やはり日頃から血圧値を測定しておき、その変動によって状態を判断するのが望ましいと言えます。

血圧が高くなる原因

高血圧は原因がはっきりしない本態性高血圧と、原因がはっきりしている二次性高血圧に分かれます。
後者の二次性のものは、腎臓の疾患や妊娠、甲状腺、大動脈などの疾患によって起こることがあります。こちらは原因がはっきりしているので、原因となる疾患を治療することで完治できる可能性があります。
本態性の場合は原因は特定できませんが、食塩の摂りすぎ、肥満、喫煙、お酒の飲み過ぎ、ストレス、などで起こることが多いです。
特に食塩の摂りすぎは必ずと言って良いほど指摘されます。高血圧の治療では、1日の食塩摂取量を6mg未満にまで抑えることが推奨されています。
塩分を摂りすぎると、血液中のナトリウム濃度が高くなります。ナトリウムと水分は一緒に動く性質を持っています。ナトリウムが血管内に多いということは、血管のまわりの水分が血管内に引き込まれるということです。すると血管の中の水の量が増えます。心臓が押し出す圧力が高くなるため、血圧が高くなります。これが塩分を多くとってはいけないと言われる理由です。
逆に、カリウムにはナトリウムを引き出す効果があります。過剰なナトリウムは腎臓から排出されるようにできていますが、ナトリウムはカリウムが一緒でないと排出されないという特徴があります。そのため、ナトリウムを排出したいならば、カリウムを体の中に入れなければいけないことになります。
カリウムの1日の基準量は、3,500mgくらいです。日本人は全体的にカリウム不足の傾向があり、平均で1日2,300mgしかとれていないと言われています。この不足分を埋め合わせるには、普段から野菜を意識的に摂取することが大切です。また、手軽にカリウムがとれる無塩のトマトジュースなども活用すると良いでしょう。

血圧を下げるために出来ること

血圧が高い状態が続いていると、それは高血圧と診断されます。これは、腎症や糖尿病、心疾患や脳血管疾患を引き起こすリスク要因ともされているため、初期の段階で早急に対策をとることが必要です。
降圧剤が使用されることもありますが、初期の段階から、いきなりこれが処方されることはほとんどありません。高血圧は生活習慣病のひとつです。ですから、生活習慣によって血圧を下げると言うのはじゅうぶんに可能なことのためです。
そのために出来ることとしては、まずは食事における塩分摂取を控えると言うことが挙げられます。過剰な塩分摂取は、大きなリスク要因とも言われています。健康のことを考えた場合、世界基準においては1日の塩分摂取量は5g未満に抑えるべきとされていますが、日本人の現状は1日あたり10gから11g程度と大きくオーバーしています。適正に塩分摂取量を調整すれば、8mmg/Hg程度、血圧の値を下げることは十分に可能だとされています。
また減塩によって、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの脳血管疾患発症のリスクを低減させることが可能だと言うことも明らかになっていますから、まずはここから取り組むことが重要です。
それから運動です。運動不足による肥満と高血圧との因果関係、そしてそのことによる動脈硬化発症のリスクが高くなると言うのも明らかになっています。1日30分程度の、あまり激しすぎない運動を習慣づけることによって血圧値を改善することは可能です。
ただし運動に関しては、その人の状況に見合ったものを適正に見極め、選び行う必要があります。医師と相談したうえで行うのが良いです。
高血圧は一度、情態が改善されたからと言って、二度とその状態にならないとは限りません。ですから、常に安定した状態を保つためにも、医師と協力したうえでこれらを続けることが求められます。
■狭心症および高血圧症に効果
ノルバスク
ニフェジピン
ミカルディス